「サンローラン」親会社、契約訴訟で元デザイナーに13億円支払い
このニュースをシェア
【6月30日 AFP】「サンローラン(Saint Laurent)」の前クリエーティブ・ディレクター、エディ・スリマン(Hedi Slimane)氏(47)が、退任時の競業禁止義務契約をめぐって同ブランドの親会社を訴えた裁判で、スリマン氏が1300万ドル(約13億円)を受け取る見通しとなった。弁護士が29日、明らかにした。
同ブランドを傘下に持つ「ケリング(Kering)」を相手取った裁判の判決は、パリ(Paris)の商事裁判所で言い渡された。
「サンローラン」は4月、スリマン氏の退任を発表。同氏は、就任中の4年間にシックなグランジ色を前面に押し出し、ブランドのイメージ刷新および立て直しに成功した。ただ、一部からは、創業者イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)氏の神格化された伝統を軽視しているとして非難されていた。
後任には、ベルギーのデザイナー、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)氏が就任している。
商事裁判所の決定に対し、「ケリング」側は上訴するとみられる。問題となっている契約条項は、幹部が一定期間、競業他社で働くのを制限する、競業禁止義務に関するもので、通常の内部規約とケリングは話している。
「ケリング」によると、同社はスリマン氏との契約終了時にこの条項を免除し、雇用の制限からデザイナーを解放したとしているが、スリマン氏はこの条項の適用およびそれに伴う金銭的な補償を要求したという。
裁判所の決定についてスリマン氏の弁護士は、素晴らしいニュースで、「至極当然」とコメントした。(c)AFP