【6月28日 AFP】米国での動画配信サービスの利用件数が、全世帯の半分に達したことが27日、明らかになった。これらのサービスは、ネットフリックス(Netflix)やアマゾン(Amazon)、フールー(Hulu)などが提供している。

 ニールセン・トータル・オーディエンス・レポート(Nielsen Total Audience Report)の16年第1四半期報告によると、定額制動画配信(SVOD)サービスに加入している世帯が50%に達し、デジタルビデオレコーダーを所有する世帯に並んだ。

 調査によると、後の視聴を可能とするデジタル録画機器、もしくは動画配信サービスを利用している世帯数は72%に上り、テレビの生放送視聴離れが鮮明になった。また、若い世代を中心に、こうしたサービスの利用が拡大しているという。

 最新データによると、ネットフリックスの登録者数は3月末で4570万人。6月末までに4640万人に達すると推定されている。

 有料会員向けの映像配信「プライム・ビデオ(Prime video)」を提供しているアマゾンは、会員数を公表していないものの、アナリストらは2015年末の時点で、会員数を5400万人と推定している。

 フールーは先月、5月末までに1200万人の登録が見込まれるとしていた。(c)AFP