がんを克服したデュバル、ウィンブルドン復帰戦で感激の涙
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【6月28日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)は27日、女子シングルス1回戦が行われ、ヴィクトリア・デュバル(Victoria Duval、米国)は0-6、5-7でダリア・カサキナ(Daria Kasatkina、ロシア)に敗れたものの、がんとの闘病生活から完全復帰を果たして以降初めて挑む同大会で感激の涙をみせた。
10代で出場した2014年大会の予選中にホジキンリンパ腫(Hodgkin's lymphoma)と診断されたデュバルは、化学療法の治療を終えて再び健康な体を取り戻し、膝に故障を抱えながらもウィンブルドンのグラス(芝)コートに帰ってきた。
大病を患うまでトップ選手への道を順調に歩んできたデュバルだが、世界ランクは現在572位まで後退しており、ピーク時の調子を懸命に取り戻そうとしている。
ウィンブルドンの舞台に復帰した感激に包まれ、わずか3ゲームを終えたところで思わず涙をこぼしたデュバルは、「第1セットの第3ゲームが終わったときは本当に感無量で、ボールのなかに入りたい気分でした」と明かした。
「この場所にいられるだけでとても幸せでしたが、心の中はどうにかなりそうでした。 落ち着くまで1セットを要してしまいました」
「第2セットでは、何かあったときのために頭からタオルをかぶりました。『誰にも見られたくない』という気持ちでした。とにかく感情がこみ上げてきて、そのほとんどはうれしい気持ちでしたが、しっかり制御できると思っていましたし、自分の感情にのみ込まれないようにしていました」
(c)AFP