【6月26日 AFP】ラグビーのテストマッチは25日、オーストラリア・シドニー(Sydney)で行われ、イングランドが44-40でオーストラリアを下し、3連戦で全勝を飾った。

 イングランドはトライ数で4対5とワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)に上回られたが、10本のキックを蹴ったオーウェン・ファレル(Owen Farrell)がペナルティーキック6本とコンバージョン3本を成功させ、マンオブザマッチ級の活躍を披露した。

 オーストラリアを訪れたチームが、テストシリーズでワラビーズから3連勝を飾ったのは1971年のスプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)以来となった。

 前々週はブリスベン(Brisbane)、前週はメルボルン(Melbourne)で勝利を飾っていたイングランドは、元ワラビーズ指揮官エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)の下で9連勝を飾っている。

 マット・トゥーモア(Matt Toomua)やバーナード・フォーリー(Bernard Foley)を中心に、オーストラリアはより独創性の高い攻めを見せたが、シックスネーションズ(Six Nations Rugby 2016)王者のイングランドは一貫性を保った。

 ジョーンズHCは試合後、「今夜、われわれのチームは勇敢さをみせた。数人は平均以下のプレーで、最高ではなかった」とコメントした。

「素晴らしく、気持ちの入ったオーストラリアを倒すべく、チームは見事な取り組みを見せた。3勝0敗の結果に満足しているが、われわれにはすべきことが多くあること、そしてオーウェン・ファレルのキックは太陽系並みだということが分かった」

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