負傷のサニブラウン、リオ出場は極めて困難か 連盟関係者は「可能性ゼロではない」
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【6月23日 AFP】負傷による日本選手権欠場を発表し、8月に行われるリオデジャネイロ五輪出場が極めて難しくなった陸上短距離界の新星サニブラウン・アブ ドゥル・ハキーム(Abdul Hakim Sani Brown)だが、連盟関係者は23日、可能性がゼロになったわけではないと話している。
サニブラウンは22日、五輪の予選を兼ねる日本選手権、そして7月にポーランドで開催されるユース世界選手権(10th IAAF World Youth Championships 2016)の出場断念を発表。23日には各紙が裏面で報じた。
日本陸上競技連盟(JAAF)を通じて出した声明で、サニブラウンは「今年初めから目標の一つとしてきたユース世界選手権2冠とリオ五輪出場ですが、断念することになりました。苦しい決断をしなければならず、本当に悔しい気持ちでいっぱいです」と無念の思いを語っていた。
それでも、日本陸連は7月11日まで回復の状況を見守る予定で、関係者はAFPに対し、リオ五輪の選手団入りの「可能性はまだある」と話す。サニブラウンはすでに参加標準記録を突破しており、日本選手権を欠場した場合でも、強化関係者の推薦で代表チーム入りするという道が残されてはいる。
ガーナ人の父親、日本人の母親を持つサニブラウンは、福岡生まれの17歳。2015年の世界ユース選手権(9th IAAF World Youth Championships 2015)で100メートルと200メートルの2冠を達成し、さらに200メートルではあのウサイン・ボルト(Usain Bolt)が持っていた大会記録を更新して一躍脚光を浴びた。
そして、同年8月には世界陸上北京大会(15th IAAF World Championships in Athletics Beijing)に出場して準決勝に進出すると、米国のジャスティン・ガトリン(Justin Gatlin)からも才能を絶賛されていた。(c)AFP