「米軍攻撃できる確実な能力得た」と金正恩氏、北朝鮮報道
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【6月23日 AFP】北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)は23日、最高指導者の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長が、前日の中距離弾道ミサイル「ムスダン(Musudan)」発射実験を成功とたたえ、太平洋にある米軍基地を直接狙えると述べたと伝えた。
KCNAによると、金氏はミサイル名「火星10(Hwasong 10)」の発射実験を受け、「我々は太平洋地域の米軍どもを全面的かつ現実的に攻撃する確実な能力を得た」と語った。
また、23日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞(Rodong Sinmun)」は、ミサイル発射の様子や発射「成功」を喜ぶ金氏の写真を1面に掲載した。
国連安全保障理事会(UN Security Council)は22日、ムスダン発射を受けて緊急会合を開き、議長国フランスのアレクシ・ラメク(Alexis Lamek)国連副大使によれば「強い懸念と反対」で各国が一致した。(c)AFP