パリ、春の降雨量150年で最大 例年2倍の320ミリ
このニュースをシェア
【6月21日 AFP】沈黙に耐えることなど決してないパリ(Paris)市民だが、最近は、不平を言うための格好の材料を見つけている。フランス気象局(Meteo-France)は20日、パリの今年春の降水量が、1873年の観測開始以来の約150年間で最大だったと発表した。
3か月間の降水量は320ミリと例年の約2倍に達したという。
このニュースが伝えられたのは、春の最後の日となる夏至の前日。パリでは灰色の空と雨の日が何週間も続き、締めくくりに長時間に及ぶ豪雨に見舞われた。
パリ市民たちは通常、長い冬の後、公園や野外に繰り出して太陽の日差しを楽しむが、今年は晴れた日が数えるほどしかなく、依然としてブーツやコートを身に着けている人も多い。
6月の初めにはセーヌ(Seine)川の水位が30年で最も高くなり、川岸にあるルーブル美術館(Louvre Museum)やオルセー美術館(Orsay Museum)が休館、所蔵する作品を避難させる事態となった。
フランス保険業連合会(AFA)は、パリ一帯での洪水による被害額は約10億ユーロ(約1180億円)に上るとみている。
異例の降雨量となった原因についてフランス気象局の気象予報士は、欧州の中部から西部で低気圧の数が例年より多かったためとの見方を示している。(c)AFP