王座をかけた最終決戦!NBAファイナル第7戦にまつわる5つの事実
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【6月20日 AFP】15-16NBAファイナル、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)対クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)の第7戦は19日、ウォリアーズの本拠地オラクル・アリーナ(Oracle Arena)で行われる。そこでAFPは、ファイナル第7戦にまつわる5つのトピックをまとめた。
(1)―過去31年のNBAドラフトで全体1位指名された選手の中で、指名球団でファイナル制覇を果たしたのは、サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)のティム・ダンカン(Tim Duncan)とデヴィッド・ロビンソン(David Robinson)氏の2人しかいない。
しかし、キャバリアーズがファイナル制覇を果たした場合、2003年のドラフトでキャバリアーズに全体1位指名されたレブロン・ジェームズ(LeBron James)、そして2011年のドラフトで1位指名のカイリー・アービング(Kyrie Irving)の2人が加わり、ダンカンとロビンソン氏の仲間入りを果たすことになる。
(2)―「父の日」に行われるファイナル第7戦でウォリアーズがタイトルを獲得すれば、クレイ・トンプソン(Klay Thompson)は父マイカル(Mychal Thompson)氏に続き、親子2代でファイナル連覇を果たすことになる。マイカル氏はロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に所属していた1987年と88年にファイナル連覇を達成している。
2代続けてファイナル制覇を2回以上経験したのは、父ビル・ウォルトン(Bill Walton)氏と息子ルーク(Luke Walton)氏の親子だけだ。
ビル氏は1977年にポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)で、86年にボストン・セルティックス(Boston Celtics)でタイトルを獲得。そして現在ウォリアーズでアシスタントコーチを務める息子ルーク氏は、2009年と2010年にレイカーズでファイナル制覇を果たしており、来季はそのレイカーズで指揮を執ることが決まっている。
(3)―ウォリアーズのスティーブ・カー(Steve Kerr)ヘッドコーチ(HC)には、指揮官デビューから2年連続でファイナル制覇を成し遂げる史上2人目のHCになる可能性がある。
指揮官1年目から2年連続でファイナル連覇を達成したのは、レイカーズの前身ミネアポリス・レイカーズ(Minneapolis Lakers)で1949年と50年にタイトルを獲得したジョン・クンドラ(John Kundla)氏しかいない。
一方、キャバリアーズがタイトルを獲得すれば、チームを率いるティロン・ルー(Tyronn Lue)HCは、現役指揮官では6人目となるファイナル制覇を経験したHCになる。
ルーHCはまた、カーHCが昨季30年以上ぶりに達成した指揮官1年目でのファイナル制覇を成し遂げる可能性がある。
(4)―キャバリアーズは現在、対戦成績1勝3敗の崖っぷちから逆転でNBAファイナル制覇を果たす史上初めてのチームになることを目指している。
しかし、それを達成するためには、ウォリアーズにカーHC体制下では未経験の3連敗を味わわせなければならない。
ウォリアーズが最後に3連敗を経験したのは2013年までさかのぼることになり、11月20日から23日にかけて記録している。
(5)―NBAファイナルがシリーズ第7戦までもつれたのは今回が19回目で、過去18回の成績はホームチームが15勝3敗となっている。
ロードのチームが第7戦で最後に勝利したのは、ワシントン・ブレッツ(Washington Bullets)がシアトル・スーパーソニックス(Seattle SuperSonics)を破った1978年までさかのぼらなければならない。
ロードのチームが第7戦で挙げた3勝のうちの2勝はセルティックスが記録。1969年のレイカーズ戦、1974年のミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)戦で白星を手にしている。(c)AFP