【6月19日 AFP】欧州連合(EU)からの離脱か残留かを問う国民投票が4日後に迫った英国で19日、残留派のジョー・コックス(Jo Cox)下院議員の殺害事件を受けて3日間中断されていた離脱・残留両派の運動が再開された。

 残留と離脱の支持率は互角になっており、両派の指導者らは同日、投票を目前に控えテレビなどで最後の訴えを開始する予定だ。

 EU残留を支持するデービッド・キャメロン(David Cameron)首相は、英国は「後戻りできない」可能性もある「存在に関わる選択」に直面していると述べた。

 一方、投票前最後の号となった19日の英日曜各紙は、それぞれの立場を表明。大衆紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)と高級紙オブザーバー(Observer)は残留を支持した一方、高級紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)とサンデー・テレグラフ(Sunday Telegraph)は離脱を後押しする立場を示した。(c)AFP/Robin MILLARD