露スポーツ相「IAAFの全基準を満たしている」、WADA報告書を批判
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■露スポーツ相「IAAFの理事会にはプレッシャー」
WADAは15日に発表した報告書で、2月15日から5月29日にかけて739件の調査要請が「拒否、またはキャンセルされた」としており、複数の選手が特別な通行証がなければ立ち入りできない軍事都市を居住地とすることを理由に検査を回避したと記載した。また、軍事都市に立ち入ろうとしたドーピング調査官を「武装したロシア連邦保安局(FSB)のエージェント」が脅し、2月に許可を得ようと試みたものの、当局から正式な許可を受けることは一度もなかったとされている。
WADAの報告書を読んだムトコスポーツ相は、ロシアはドーピング調査官に国中のアスリートに接触する権利を与えることを約束している。同スポーツ相は、軍事施設があるためアクセスが制限されているロシアの都市に言及し、「われわれはドーピング調査官が閉鎖都市を含めあらゆる都市を訪れることができるようすべてを尽くす」と語っている。
ムトコスポーツ相はドーピング調査官に対し、そういった都市を訪れる通行証を得るためには「前もってリストを作成する」よう指示したとしており、WADAのクレイグ・リーディー(Craig Reedie)会長に対しては、「政府の支援が必要であれば、土壇場まで待つのではなくわれわれに知らせてほしい」という内容の書簡を送ったとしている。
ロシアは現在、IAAFの決定を待っている状況だが、ムトコスポーツ相は「IAAFの理事会には一定のプレッシャーがかけられている」との見解を示し、ロシア人選手が五輪に出場できなくなった場合、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴する可能性を示唆している。
「われわれは法的手段に打って出なければならないと考えている。近い将来にそういった動きに出る可能性を排除しない」
(c)AFP/Maria ANTONOVA