【6月14日 AFP】米フロリダ(Florida)州オーランド(Orlando)の同性愛者向けナイトクラブ「パルス(Pulse)」で起き49人が死亡した銃乱射事件で、地元紙オーランド・センチネル(Orlando Sentinel)は13日、クラブの常連客4人の話として、射殺されたオマル・マティーン(Omar Mateen)容疑者(29)が同店を頻繁に訪れていたと報じた。

 オーランド・センチネルの取材に応じたタイ・スミス(Ty Smith)さんは、マティーン容疑者について、「時折、店の隅に座って一人で飲んでいました。酔って大声を上げ、周りにけんかを売ることもありました」と語っている。

 スミスさんは、マティーン容疑者をパルスで10回以上見掛けたという。「私たちは彼とはあまり話をしませんでしたが、時々、父親の話をしていたのは覚えています。自分は妻子持ちだとも言っていました」(スミスさん)

 常連客のケビン・ウエスト(Kevin West)さんは米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)に対し、同性愛者向け出会い系アプリでマティーン容疑者からここ1年間にわたり時折メッセージを受け取っていたと話している。

 さらに別の常連客らは地元メディアと米MSNBCテレビに対し、マティーン容疑者が「Grindr(グラインダー)」を含む複数の同性愛者向け出会い系アプリを使い、性的な関係を持つ相手を探していたと証言している。(c)AFP