【6月10日 AFP】イスラエル軍は10日、テルアビブ(Tel Aviv)でパレスチナ人2人が銃を乱射しイスラエル人4人が死亡した事件を受け、すでに科されている厳しい制限をさらに強化し、パレスチナ人のイスラエルへの入国を一時的に禁止すると発表した。

 イスラエル軍報道官はAFPに、「医療および人道的な場合」を除き、パレスチナ人に対してヨルダン川西岸(West Bank)とガザ地区(Gaza Strip)からイスラエルに入る検問所を全て閉鎖すると語った。閉鎖期間は13日午前0時までとなる見込みだという。

 イスラエル国防省の民政官事務所(COGAT)の報道官によれば、許可証を持つパレスチナ人約1万人はイスラエル入国禁止の対象外で、イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」に入って最初の金曜日の10日にエルサレム(Jerusalem)のアルアクサ・モスク(Al-Aqsa Mosque)に行くことも許可される。ただし礼拝後はパレスチナ自治区側に帰らなければならないという。(c)AFP