【6月9日 MODE PRESS】「ユニクロ(UNIQLO)」は9日、クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)がユニクロパリR&D(リサーチ&デベロップメント)センターのアーティスティックディレクターに就任したと発表した。これにともない今秋より、パリ発の新ライン「ユニクロ ユー(Uniqlo U)」を全世界の「ユニクロ」店舗で展開する。

 パリ、東京、上海、ニューヨーク、ロサンゼルスの5都市にあるR&Dセンターは、各地域のトレンドやライフスタイル、素材の情報などを調査し、商品やコンセプト、デザインなどを研究開発する拠点。ルメール率いるパリR&Dセンターが手掛ける「ユニクロ ユー」は、7月上旬にパリで初披露される予定だ。

 フランス出身のルメールはこれまで「ラコステ(LACOSTE)」や「エルメス(HERMÈS)」といった世界的ブランドのデザイナーを歴任。2015年秋冬と16年春夏シーズンには、自身の名を冠したブランド「ルメール(LEMAIRE)」と「ユニクロ」のコラボレーションライン「ユニクロ アンド ルメール(UNIQLO AND LEMAIRE)」を発売し、話題を呼んだ。

「ユニクロ」の柳井正(Tadashi Yanai)代表取締役会長兼社長は「ルメール氏がユニクロの一員となり、同じゴールを目指して仕事ができることを心から嬉しく思います。『ユニクロ アンド ルメール』コレクションを共に進めていく中で、彼のすばらしい才能にいつも驚かされてきました。ユニクロの商品が彼の才能によりどのように進化し、イノベーションを起こすのか本当に楽しみです。ユニクロを舞台に、豊富な経験と才能を大いに発揮してくれるものと確信しています」とコメント。

 ルメールも「『ユニクロ アンド ルメール』コレクションの仕事を通じ、ユニクロの商品作りへのこだわり、品質の高さ、チームワークに感心し、いつも良い刺激をもらってきました。今回このチームの一員として世界中の人々の日常着というスケールの大きなユニクロのLifeWearのデザインに携わることに、デザイナーとして大きな挑戦と喜びを感じています」と就任に対する意気込みを語った。

■関連情報
・ユニクロ 公式HP:http://www.uniqlo.com/
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