イラン代表GK、「スポンジ・ボブ」風パンツで出場停止に
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【6月9日 AFP】イラン学生通信(ISNA)は8日、サッカー同国代表のGKソシャ・マカニ(Sosha Makani)が、人気アニメ「スポンジ・ボブ(SpongeBob SquarePants)」風のズボンをはくなどした「不適切な」行為により、6か月間の出場停止処分を受けたと報じた。
イラン1部リーグのペルセポリスFC(Persepolis FC)に所属する29歳のマカニについて、同国サッカー連盟(FFIRI)の倫理委員会は「慣例に従わない不適切な服装が、問題の検証対象となった」とし、同選手の服装が処分理由の一つであると説明した。
ISNAは、処分が最終決定ではなく、異議の申し立ては可能と伝えているが、保守的なことで知られるイスラム国家のイランでは、女性はスカーフの着用が義務付けられるなど、服装に関して厳格な規定がある。
マカニは、黒の水玉模様が入った黄色いズボン、青のTシャツ、黒いベルトを着用し、派手なコンバース(Converse)のスニーカーを履いた写真をソーシャルメディアに投稿。これが、米国の人気キャラクターであるスポンジ・ボブ風であるとして、地元メディアで注目を集めた。
マカニは1月にも、女性と一緒に撮った写真が流出して逮捕され、短期間ながら、テヘラン(Tehran)北部の悪名高いエビン刑務所(Evin Prison)に収監されており、これも処分内容に影響したとみられる。
問題の写真では、マカニが女性とダンスやハグなどをする姿がみられた。また、別の写真では同じ女性が胸元の開いた服装をしており、マカニと別の男性もスーツ姿で写っていた。
イランでは、無関係の男女が同席することを禁ずる厳しい法律があり、マカニはその後、この女性と婚約していると主張して保釈されたという。(c)AFP