【6月9日 AFP】米経済誌「フォーブス(Forbes)」は8日、スポーツ選手の年間長者番付を発表し、レアル・マドリード(Real Madrid)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)、FCバルセロナ(FC Barcelona)のリオネル・メッシ(Lionel Messi)という、スペイン1部リーグを代表するエースストライカーの2人が、フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.)氏とタイガー・ウッズ(Tiger Woods)の牙城を崩し、トップに名を連ねた。

 長者番付で、これまで11回トップに立っているプロゴルファーのウッズと、ここ4年のうち3年で1位に輝いていた元プロボクサーのメイウェザー氏に代わり、ポルトガル代表の31歳ロナウドが、年収8800万ドル(約94億円)でトップに君臨した。内訳は、給与が5600万ドル(約60億円)、スポンサー収入が3200万ドル(約34億円)となっている。

 年間最優秀選手を3度受賞しているロナウドは、企業の広告塔として大きな影響力を持っており、米スポーツ用品大手ナイキ(Nike)と新たに年間1300万ドル(約13億9000万円)で契約したほか、スイスの時計メーカーであるタグ・ホイヤー(TAG Heuer)や、健康食品メーカーのハーバーライフ(Herbalife)とパートナー契約を締結。自身のブランドでも、スーツ、コロン、シャツ、シューズ、下着などを展開し、ホテル事業にも参入している。

 一方、コパ・アメリカ・センテナリオ(Copa America Centenario USA 2016)出場中のメッシは、2800万ドル(約30億円)のスポンサー契約など、年収8140万ドル(約87億円)で2位につけた。

 3位には、米プロバスケットボール協会(NBA)のクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)でプレーするレブロン・ジェームズ(LeBron James)が入った。王者ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)とのNBAファイナルに臨んでいるジェームズは、5400万ドル(約57億7000万円)のスポンサー契約と、2320万ドル(約24億8000万円)の給与を合わせ、米国勢トップの年収7720万ドル(約82億5000万円)を記録。昨年ナイキ社と結んだ生涯契約では、総額10億ドル(約1068億円)を稼ぐとみられている。