【6月3日 AFP】自転車競技のティジェイ・ヴァン・ガーデレン(Tejay Van Garderen、米国)が、ジカウイルス懸念を理由に、たとえ代表に選出されてもリオデジャネイロ五輪には参加しない意向を表明した。

 ヴァン・ガーデレンは、7月に開幕するロードレースの最高峰ツール・ド・フランス(2016 Tour de France)でBMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のエースを務めると目されているトップ選手。だが、妻のジェシカさんが妊娠中なため、いかなるリスクも冒したくないという。

 蚊が媒介する感染症のジカ熱は、新生児の先天性異常との関連が指摘されている。

「もしジェシカが今、妊娠中ではなくて、私が代表に選ばれたなら、行くと思う」と、ヴァン・ガーデレンは自転車競技情報サイト「サイクリングティップス(CyclingTips)」に語った。

「だが、実際には妻は妊娠中だ。これから子づくりするという話だったなら、リオ五輪から6か月後にチャレンジしよう、と言えただろう。でも、妻のおなかの中に子どもがいる以上、危ない橋は渡りたくない」

 ジカウイルスは性交渉によって、特に流行地を訪れた男性から女性へ感染する恐れがある。

 ヴァン・ガーデレンの米五輪代表チームへの選出は確定していたわけではないが、リオ五輪種目の個人タイムトライアルでは強豪選手の一人だ。(c)AFP