【6月3日 AFP】世界最高峰のヨットレース、アメリカズカップ(America's Cup)の予選が、11月18日から20日まで福岡市で開催されることになった。市や連盟が2日に発表した。

 世界最古のスポーツトロフィーとして、165年の歴史を持つアメリカズカップがアジアで初開催されることについて、第35回大会のラッセル・クーツ(Russell Coutts)最高経営責任者(CEO)は、「この魅力的なスポーツが、日本のみならずアジア全域の新たな観客に披露される素晴らしい機会です」とコメントした。

 今大会には、ソフトバンク・チーム・ジャパン(Softbank Team Japan)の出場が決定。日本チームの挑戦は、これが4回目となる。

 日本チームが最後に参戦した2000年大会でバウマンを務め、今回は総監督兼メンバーとして参戦する早福和彦(Kazuhiko "Fuku" Sofuku)氏は、「日本人セーラーとして、日本でレースができることには大きな意味があります。ソフトバンク・チーム・ジャパンを代表して、素晴らしい結果を出すために全力を尽くします」と意気込みを語った。

 アメリカズカップの予選に当たる「ワールドシリーズ(America's Cup World Series)」は、2017年に英領バミューダ(Bermuda)諸島で開催される本戦まで、世界各国を転戦するイベント。次のステージであるチャレンジャーシリーズに向けて、6チームがポイントを争っている。

 ワールドシリーズは先日、米ニューヨーク(New York)で第5戦が終了し、残る4戦が、それぞれシカゴ(Chicago)、英ポーツマス(Portsmouth)、仏トゥーロン(Toulon)、福岡で開催される。(c)AFP