【6月2日 AFP】スロベニアのポストイナ(Postojna)鍾乳洞に生息するぬるぬるとした不思議な生物、ホライモリの卵が5月31日、ふ化した。この生物はかつてはドラゴンが存在したことを示す生きた証拠だと考えられ、地元の人々に避けられていたという。

 ホライモリは最大100年生きることができ、10年に一度しか産卵しないことから、非常にまれな瞬間を見届けようと多くの見物客たちが集まった。半透明の赤ちゃんが卵膜を破って現れた、鍾乳洞の広報担当者が「奇跡」と呼ぶ誕生の瞬間はカメラでも撮影された。広報担当者によると、野生で無事にふ化する卵は500個中わずか2個だという。

 さらに素晴らしいニュースは続き、複数の卵がじきにふ化する見込みだという。(c)AFP