【6月1日 AFP】米俳優ジョニー・デップ(Johnny Depp、52)との離婚を申請している女優兼モデルのアンバー・ハード(Amber Heard、30)が5月31日、デップから家庭内暴力(DV)を受けたとする被害届を警察に提出した。「何年にもわたり身体的暴力や言葉の暴力を受けていた」と主張している。

 ハードの弁護団は声明で、5月21日に2人が言い争いになった際、ハードはデップから「iPhone(アイフォーン)」を顔に投げ付けられて目の周りにあざができたものの、夫のキャリアや自身のプライバシーを守るため被害届を出さずにいたと説明。だが、その後メディアが相次いで報じた「悪意ある誤った主張」や度重なる個人攻撃に耐えられなくなったことから、「事実を正すために」ロサンゼルス市警(LAPD)への被害届提出をデップ側に強いられたと主張している。

 ハードは先週、デップとの離婚を申請。その後、米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)の裁判所はデップに対してハードへの接近禁止を命じた。5月27日にロサンゼルスの裁判所に現れたハードの目の周りにはあざができていた。

 これに対しデップの代理人は先週、メディアに対し、デップは「自身の私生活に関する下世話な作り話やゴシップ、デマ、うそ」について一切答えることはないと説明。また、デップの長年のパートナーだった仏女優ヴァネッサ・パラディ(Vanessa Paradis)と、2人の間にできた娘で女優のリリーローズ(Lily-Rose Depp)は先週末、デップは穏やかな人間だと擁護していた。(c)AFP