【5月30日 AFP】(更新)米俳優ジョニー・デップ(Johnny Depp)との離婚を申請した女優兼モデルのアンバー・ハード(Amber Heard)が、デップから家庭内暴力(DV)を受けていたと訴えている問題で、デップの娘で女優のリリーローズ(Lily-Rose Depp)が29日、父親を擁護するコメントを出した。

 また、デップの元パートナーでリリーローズの母親の仏女優ヴァネッサ・パラディ(Vanessa Paradis)も、米芸能情報サイト「TMZ」が入手した手紙の中で、デップに暴力を振るわれたことは一度もなく、DV疑惑は「とんでもない」ものだと非難している。

 リリーローズはインスタグラム(Instagram)に、デップに手を引かれながら歩く赤ちゃんの頃の自分とみられる写真を投稿。「父は、私が知る中で最も優しくて愛情に満ちた人。私や弟にとって、素晴らしい父親以外の何者でもなかった。父を知る人は皆、同じことを言うでしょう」とのコメントを添えた。

 先週、離婚を申請したアンバー・ハードは、目元にあざができた状態で出廷し、デップに暴力を振るわれたと主張。これを受け27日、デップにはハードへの接近禁止命令が出されていた。ハードは宣誓供述書の中で、デップと一緒にいた期間中、言葉によるものを含む暴力を受け続けたと主張している。

 デップとハードは、リリーローズと弟のジャック君の母親であるパラディがデップとまだ交際していた2011年、映画『ラム・ダイアリー(The Rum Diary)』で共演したことをきっかけに知り合った。

 TMZは29日、パラディから入手したとされる手書きの手紙の画像を公開。その中でパラディは、デップを「繊細で、愛情に満ち、周りから愛される人」とし、「最近出てきた疑惑はとんでもないことだと、心から思っている。ジョニーと知り合って以来、私は一度も暴力を受けたことはない。私が素晴らしい14年間を共に過ごした男性の話とは全く思えない」と綴っている。(c)AFP