【5月30日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)チームのレッドブル(Red Bull)とトロ・ロッソ(Toro Rosso)は29日、来季は再びルノー(Renault)からエンジン供給を受けると発表した。

 レッドブルがルノーとの協力関係を継続する中、今年からエンジンサプライヤーをフェラーリ(Ferrari)に変えていたトロ・ロッソは、ルノー製エンジンに戻す決断を下した。

 ルノーとレッドブルは昨季、成績不振を受けて対立していたものの、今年はマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が優勝を飾るなど、息を吹き返している。

 直近のモナコGP(Monaco Grand Prix 2016)では、ダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が、アップグレードされたエンジンを搭載したマシンで、自身初のポールポジションを獲得した。

 レッドブルと、姉妹チームのトロ・ロッソは、ルノーとの間で、2017シーズンからの2年契約に合意した。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表は、「ルノーの改善策は、目に見える形で成果をあげており、タグ・ホイヤー(TAG Heuer)のブランド名が付いた(ルノー製)エンジンを使い続けるのが自然な流れだという結論に至った」とコメントした。(c)AFP