【5月28日 AFP】15-16NBAは27日、プレーオフのイースタンカンファレンス決勝(7回戦制)が行われ、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)は113-87でトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)で下し、NBAファイナル進出を決めた。

 レブロン・ジェームズ(LeBron James)が33得点、6アシスト、11リバウンドの活躍をみせたキャバリアーズは、4勝2敗でシリーズを制し、2季連続でファイナルの切符を手にした。

 来月2日に始まるファイナルで、キャバリアーズはゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)とオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)の勝者と対戦することになる。ウエスタンカンファレンスでは現在、サンダーが3勝2敗でファイナル進出に王手をかけている。

 マイアミ・ヒート(Miami Heat)時代の4季連続を含め、ファイナルに6年連続で出場することになったジェームズは、2014年に古巣キャバリアーズに復帰した。

 このシリーズでは、2勝0敗でリードしていたキャバリアーズだったが、その後ラプターズに連敗して2勝2敗に追いつかれていた。

 しかし、25日に行われた第5戦の大勝で主導権を取り戻したキャバリアーズは、第6戦でも本領を存分に発揮し、ラプターズの本拠地に詰めかけた観客を黙らせた。

 キャバリアーズでは、今プレーオフで初めて30得点以上を記録したジェームズのほか、カイリー・アービング(Kyrie Irving)が30得点を稼ぎ、ケビン・ラブ(Kevin Love)も20得点、12リバウンド、4アシストで勝利に大きく貢献した。

 一方のラプターズは、カイル・ローリー(Kyle Lowry)が35得点で存在感をみせ、デマー・デローザン(DeMar DeRozan)も20得点の好成績を挙げたものの、チーム史上初のイースト頂上決戦は、ここで幕を下ろす結果となってしまった。

 ウォリアーズとの昨季のNBAファイナルで、キャバリアーズはアービングとラブを負傷で欠き苦い結果に終わってしまったが、ジェームズは、戦力がそろっている今季の大舞台を楽しみにしている。

「2人をとても誇りに思う。彼らは、身を粉にして逆境を跳ねのけてくれた。2人が素晴らしいパフォーマンスとリーダーシップをみせてくれたから、その仲間でいられることがうれしい」

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