【5月27日 AFP】女子サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Women's Champions League 2015-16)は26日、イタリアのチッタ・デル・トリコローレ(Citta del Tricolore)で決勝が行われ、熊谷紗希(Saki Kumagai)が所属するオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)は、1-1で迎えたVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)とのPK戦を4-3で制し、通算3度目となる大会制覇を果たした。

 リヨンは前半12分にアーダ・ヘーゲルベルグ(Ada Hegerberg)の得点で先制したものの、ボルフスブルクは後半43分、ドイツ代表アレクサンドラ・ポップ (Alexandra Popp)のゴールで同点に追いついた。そして延長戦でも決着はつかず、勝負の行方はPK戦まで持ち込まれた。

 迎えたPK戦、リヨンは今大会の得点ランキングでトップの計13得点を記録している20歳のヘーゲルベルグが最初のキッカーを務めたが失敗し、まずはボルフスブルクが優位に立った。

 しかし、リヨンは守護神サラ・ブアディ(Sarah Bouhaddi)がボルフスブルクのニーラ・フィッシャー(Nilla Fischer)、そして元チームメートのエリーゼ・ブサリア(Elise Bussaglia)のPKを止め、エースのミスを帳消しにした。

 そして最後は、熊谷が優勝を引き寄せるPKを決め、リヨンが2013年の決勝で敗れたボルフスブルクを退け、3度目の戴冠を果たした。(c)AFP