【5月23日 AFP】(更新)FCバルセロナ(FC Barcelona)のルイス・スアレス(Luis Suarez)が22日、セビージャFC(Sevilla FC)と対戦したスペイン国王杯(Copa del Rey 2015-16)決勝で負傷し、涙を流しながらピッチを後にした。

 今季の公式戦で計59得点を記録し、バルセロナをスペイン1部リーグ優勝に導いたスアレスだったが、この日は得点を奪うことができず、後半12分にラフィーニャ(Rafinha Alcantara)と負傷交代した。

 試合は延長戦でジョルディ・アルバ(Jordi Alba)とネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)がゴールを決めたバルセロナが2-0で勝利を収め、通算28回目の優勝を果たしている。

 バルセロナのルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は試合後、スアレスについて「筋肉系の負傷みたいだ。バルセロナ(Barcelona)に戻って医師の診察を受けるまでけがの状況はわからない」と語った。

 一方、スアレスは自身のツイッター(Twitter)に「僕らは明日(23日)の検査を待たなければならない」と投稿。「何事もなく、代表チームに来週合流できることを願っているよ。みんなからのサポートに感謝している」

 ウルグアイ代表のスアレスは、この負傷でコパ・アメリカ・センテナリオ(Copa America Centenario USA 2016)出場が不透明になっている。グループCのウルグアイは、メキシコ、ベネズエラ、ジャマイカと対戦する。

 スアレスは2014年に行われたW杯ブラジル大会(2014 World Cup)でイタリアのジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)にかみつき、長期間の出場停止処分を科され、3月に代表復帰したばかりだった。(c)AFP