【5月23日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を今季限りで退団するジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は22日、指揮官としてこれまで計21のタイトルを獲得してきたことについて「悪くない」とコメントし、満足感を示した。

 21日に行われたドイツカップ(German Cup 2015-16)では、バイエルンが0-0で迎えたPK戦を4-3で制し、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)を退けた。PKを2本失敗したドルトムントに対し、バイエルンはドウグラス・コスタ(Douglas Costa)が最後のキックを成功させ、リーグ戦とドイツカップの国内2冠を達成している。

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)を率いた4年間で14個のタイトルを獲得しているグアルディオラ監督は、「7年間で計21タイトルを獲得できたということは、年に3つのペースだ。悪くないね」と語った。

「しかし、バルセロナやバイエルンという、並外れたチームで指揮を執る幸運にも恵まれた。どちらのチームにも最高の仕事を手助けしてくれる選手がいたが、特にドイツで過ごした時間はタイトルだけではなく、人生でも有意義なものだった。ブンデスリーガの各スタジアムも常に満員だった」

 来季からはイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)で指揮を執ることが決まっているグアルディオラ監督は、感情を表に出さないため批判されたこともあったが、ドイツカップではバイエルンが祝福に沸く中、思わず涙をみせていた。