【5月11日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は10日、ケプラー(Kepler)宇宙望遠鏡による観測で、1284個の太陽系外惑星を新たに発見したと発表した。これにより、同望遠鏡で検出された既知の系外惑星の数が2倍以上に増加したという。

 米首都ワシントン(Washington DC)にあるNASA本部の主任研究員、エレン・ストファン(Ellen Stofan)氏は「これは将来的に、宇宙のどこかにある太陽とよく似た星の周りで、もう一つの地球が発見される可能性があるという希望を与えてくれる発見だ」と述べた。

 2009年に打ち上げられた無人宇宙探査機のケプラー望遠鏡は、恒星の周回軌道を回る天体が存在する兆候を探して、これまでに15万個に及ぶ恒星を走査観測した。特に、生命を維持できる可能性のある惑星を見つけることが、観測の目的となっている。

 ケプラー望遠鏡は、恒星面通過(トランジット)として知られる、惑星が恒星の前を横切る際の「星の減光」を観測して惑星を検出する。

 NASAは声明で「現在までに見つかっている、全部で5000個近くに及ぶ惑星候補のうち、これまでに3200個以上について検証が完了しており、そのうちの2325個がケプラー望遠鏡で発見されたものだ」と述べている。

 NASAによると、今回新たに発見された1284個の惑星のうちの550個近くが、その大きさから判断して、地球に似た岩石惑星である可能性があるという。

「これらのうちの9個の軌道は、主星のハビタブル・ゾーン(生命生存可能領域)内にある。この場合、主星を公転する惑星と主星との距離が、惑星上で水が液体として存在できる程度の惑星表面温度を保てる範囲にある」

 これら9個が新たに追加されたことで、公転軌道が主星のハビタブル・ゾーンにあり、生命を育んでいる可能性があることが判明した太陽系外惑星は合計で21個になった。

 今回の成果をまとめた研究論文は、天文学専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル(Astrophysical Journal)」に掲載された。(c)AFP/Kerry SHERIDAN