【5月10日 MODE PRESS WATCH】フェラガモ財団と「サルヴァトーレ・フェラガモ ミュージアム」が企画する、アートとファッションの展覧会「Across Art and Fashion」が、イタリア・フィレンツェにある「サルヴァトーレ・フェラガモ ミュージアム」にて5月18日から開催される。

 いつの時代もアートにインスパイアを受け、アーティスト達とコラボレーションしてきた「サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)」による同展では、“アートとファッション”二つの世界がいかに影響しあい交流してきたか、その歴史をたどることができる。

 同展では50年代のアメリカ人アーティスト、ケネス・ノーランド(Kenneth Noland)の作品から着想を得てサルヴァトーレ・フェラガモがデザインしたターゲット射撃モチーフのシューズやアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)のキャンベル・スープ缶をプリントしたミニドレス、フセイン・チャラヤン(Hussein Chalayan)の木製コルセットをはじめ、日本人では「アンダーカバー(UNDERCOVER)」デザイナー高橋盾(Jun Takahashi)によるドレスや、芸術家・森村泰昌(Yasumasa Morimura)のポートレートなども展示。イタリア国内外の私営・公営美術館から集めた衣服、アクセサリー、織物、アート作品、書籍、雑誌、写真と、本展のために制作されたコンテンポラリーアートまで、幅広くカバーする内容となっている。

 また今回「サルヴァトーレ・フェラガモ ミュージアム」初の試みとして、フィレンツェ国立中央図書館、ウフィツィ美術館(近代美術館/ピッティ宮殿衣装博物館)、マリーノ・マリーニ美術館、プラート織物博物館など、他の文化施設や美術館でも同時開催が決定。各美術館スペースを設け、それぞれのコレクションからアートとファッションを考察する作品が展示される。

■関連情報
・サルヴァトーレ フェラガモ 公式HP:www.ferragamo.com
(c)MODE PRESS