【5月8日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記は7日、平壌(Pyongyang)で開かれている朝鮮労働党大会で、他の核保有国から主権を侵害されない限り核兵器を使用しないと述べた。国営メディアが8日伝えた。

 金第1書記は「責任ある核保有国として、われわれの共和国は、核を持つ攻撃的な敵対勢力によって主権が侵害されない限り核兵器を使用しない」と語った。また、北朝鮮が核不拡散の義務を「誠実に履行」し、世界の非核化に向けて努力すると述べたという。

 北朝鮮は2003年、核拡散防止条約(NPT)締結国として初めて同条約からの脱退を表明した。06年に初の核実験を行った際には「先に核兵器を使用しない」と表明していたものの、その後は韓国や米国を核兵器で先制攻撃する可能性をたびたび警告している。(c)AFP