【5月7日 AFP】(写真追加)米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)のシンクタンク、米韓研究所(US-Korea Institute) は7日、新たな衛星画像の分析結果から、北朝鮮が近いうちに5回目の核実験を行う準備を進めている可能性があるとの見方を発表した。

 5月5日付の衛星画像には、北朝鮮北東部の豊渓里(Punggye-ri)にある地下核実験場の南約6キロにある実験指令所とみられる施設に複数の車両が止められている様子がはっきりと写っている。

 実験場の動きは依然として「不活発」だが、車両が集まっていることから、「北朝鮮が近いうちに核実験を実施する準備を進めている可能性がある」という。

 北朝鮮では6日、36年ぶりとなる朝鮮労働党大会が開会した。多数の専門家は、北朝鮮が党大会に先立って新たな核実験を実施する可能性もあると指摘していた。韓国政府関係者は、3~4日間続くとみられる党大会の期間中に核実験が行われる可能性も除外していない。

 金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記は6日、党大会で「開会の辞」を述べ、「悪意ある圧力や制裁」を受けながら北朝鮮の核兵器計画は大きく発展したと評価した。(c)AFP