【5月6日 AFP】シリア北部のトルコ国境に近い場所にある避難民キャンプで5日、空爆が行われ、一般市民少なくとも28人が死亡した。英国に拠点を置く非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が発表した。

 シリア人権監視団によると、空爆を受けたのは国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系武装組織「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)」が掌握しているイドリブ(Idlib)県サルマダ(Sarmada)に近い場所にある国内避難民キャンプ。

 同権監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表は、女性や子どもを含む市民28人が死亡し、50人が負傷したと述べた。

 一方、2週間にわたって激しい戦闘が続いたシリア第2の都市アレッポ(Aleppo)で48時間の予定で発効した停戦は維持されている。この停戦合意は、アレッポとその周辺での激しい戦闘をやめさせようと強まった外交圧力にバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権と反体制派双方が折れる形で発効した。(c)AFP/Karam al-Masri