【5月2日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が「首都」と位置付けるシリア北部ラッカ(Raqa)で、米国主導の有志連合側に情報を提供したとして、若い男性ら4人がISに首を切られて殺害された。英国に拠点を置く非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が1日、明らかにした。斬首された人には10代の人も複数含まれるという。

 人権監視団によると、4人は「ラッカ内の写真を撮影して情報を『十字軍連合』側に渡し、空爆とイスラム教徒の殺害を招いた」として、斬首された。

 ISがシリアの支配地域で犯している残虐行為を記録している市民記者団体「ラッカは静かに虐殺されている(RBSS)」も、「ISIS(ISの別称)は有志連合のスパイとして4人を処刑した」とツイッター(Twitter)で伝えた。

 有志連合は2014年以来、ISがシリアに持つ拠点を標的に攻撃を続けている。

 ラッカでは、これまでにも複数の人がISに斬首されて殺害されている。(c)AFP