【5月2日 AFP】イラク南部のイスラム教シーア派(Shiite)が多く住むサマワ(Samawa)で1日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」による連続自爆攻撃があり、地元当局によると少なくとも33人が死亡、50人が負傷した。

 ムサンナ(Muthanna)県の警察幹部によると、犯行に使われたのは爆弾を積んだ自動車2台で、1台目は中心部のバス停近くで正午ごろ、もう1台はその約5分後にそこから400メートル離れた場所で爆発した。

 ISはその後、ソーシャルメディア上で犯行声明を出し、2人の自爆犯が治安部隊を標的に車爆弾を爆発させたと主張した。

 ムサンナ県の県都であるサマワは、イラクのシーア派中心地の奥深くに位置し、このような事件が起きるのはまれ。(c)AFP