【5月1日 AFP】2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)の大会組織委員会は30日、スタジアムの建設現場でインド人労働者が死亡したと発表した。

 組織委員会によると、亡くなったのはインド人鋼鉄工員のジェールシュワー・プラサド(Jaleshwar Prasad)さん(48)。プラサドさんは4月27日、アル・ベイト・スタジアム(Al Bayt Stadium)の建設現場で心不全に見舞われ、病院に搬送されたものの約2時間後に死亡が確認された。

 組織委員会は詳細な調査を行っており、プラサドさんの家族には「必要な支援」を提供を申し出ている。

 アル・ベイト・スタジアムは、ドーハ(Doha)の北にあるアルホール(Al Khor)に建設中の6万人を収容する会場で、22年の本大会では準決勝などが行われる。

 大会のスタジアム建設に従事する出稼ぎ労働者の死については、長らく議論が巻き起こっている。

 すでに1200人の労働者が亡くなっており、大会開幕までにこの数字が4000人にまでふくれるのではないかと批判する声も上がっている。カタール側はこの死亡者数を強く否定しており、当局者はこれまでに亡くなった人はいないと発表している。

 3月には国際人権団体のアムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)が、出稼ぎ労働者を虐待していると告発する報告書を発表している。

 W杯の会場では現在、5000人以上の労働者が雇われているが、2018年にはこの人数が最大3万6000人に増えると見込まれている。(c)AFP