世界初のドローンカフェ、蘭大学に期間限定オープン
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【4月29日 AFP】カクテルと一緒に小型無人機(ドローン)はいかが? ――オランダのアイントホーフェン工科大学(Eindhoven University of Technology)で先週末、ドローンが給仕を務める世界初のカフェが期間限定オープンした。
同校の創立60周年記念イベントに合わせて週末だけ営業した特設ドローンカフェでは、学生20人が9か月かけて開発した白い小さな円盤形のドローン「ブルー・ジェイ(Blue Jay)」が、訪れた人々に未来の生活の一端を体験する機会を提供した。
「ブルー・ジェイ」は本体をぐるりと巡る1本の光るラインが目となっており、各テーブルまで飛んでいってホバリングしながら接客する。客はメニューリストを指さして注文する仕組みだ。注文を受けたドリンクは本体下部にある持ち手でホールドして運ぶ。
開発に当たっては、薬を届けたり泥棒の追跡を助けたりといった、より慎重さを求められる作業にもドローン活用が可能だとアピールする狙いがあったそうだ。
製作費は1機およそ2000ユーロ(約24万円)。GPSを利用した一般的なドローンと異なり、センサーと長時間バッテリーを駆使して障害物の多い建物内でも飛べるという。(c)AFP