【4月29日 AFP】南米のペルーとコロンビアのサーカスから保護された33頭のライオンが南アフリカへ向けて空路、移送されることになった。

 サーカスで野生動物を利用することを禁じる措置が2011年と13年にそれぞれの国で取られたことを受け、動物保護団体アニマル・ディフェンダーズ・インターナショナル (ADI)の協力を得て保護された、ペルーから24頭、コロンビアから9頭の計33頭のライオンが29日、南アフリカのヨハネスブルク(Johannesburg)に向けて空輸される。

 ペルーの首都リマ(Lima)北部のプエンテピエドラ(Puente Piedra)地区では、空輸に先立ち27日に、おりの中で休むライオンたちがえさをもらう様子などが見られた。

 ライオンたちは15時間のフライトを経て30日にヨハネスブルクに到着する予定。その後、北部の自然保護区エモヤ・ビッグ・キャット・サンクチュアリ(Emoya Big Cat Sanctuary)に送られる予定だが、それまではヨハネスブルクで保護されることになっている。(c)AFP