ドルトムント、主将フンメルスのバイエルン移籍希望を公表
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【4月29日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は28日、主将のマッツ・フンメルス(Mats Hummels)がクラブを退団し、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)移籍を希望していることを明らかにした。
ドルトムントは声明で「フンメルスが今夏にクラブを退団し、来季からバイエルンに移籍する意向をクラブに伝えてきた」とコメントし、同選手の契約に解除条項はないと付け加えている。
27歳のフンメルスは、ドルトムントとの契約を2017年6月まで残しているが、クラブ側はバイエルンから「選手にふさわしい金額のオファー」があれば交渉に応じる姿勢をみせており、「現在までにそのようなオファーは提示されていない」としている。
バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長は先日、フンメルスと交渉していることを認めた上で、「彼の契約を尊重しなければならないし、ドルトムントとの適切な関係を壊したくはないので配慮する必要がある」と語っている。
2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)を制したドイツ代表の一員であるフンメルスは、バイエルンでプロサッカー選手としてのキャリアを開始すると、2008年に期限付きでドルトムントに加入し、その翌年に完全移籍を果たした。
フンメルスの移籍が成立すれば、ドルトムントの主力選手のバイエルン流出は2013年のマリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)、2014年のロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)に続き、最近3年間で3人目となる。(c)AFP