【4月28日 AFP】日本サッカー協会(JFA)は27日、女子日本代表の監督に初の女性指揮官となる高倉麻子(Asako Takakura)氏(48)の就任を発表した。高倉氏は、就任会見でチームの再建を誓った。

 なでしこジャパンは佐々木則夫(Norio Sasaki)前監督の下、2011年に行われたW杯ドイツ大会(FIFA Women's World Cup 2011)でPK戦の末に米国を下して優勝を飾り、日本中を席巻。その後2012年のロンドン五輪では米国に敗れ銀メダル、さらに昨年のW杯カナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)でも決勝で再び米国に屈し、準優勝となった。

 しかし、佐々木前監督は3月に行われたリオデジャネイロ五輪のアジア最終予選での敗退を受け、退任となった。

 これを受け、JFAはU-19女子代表を率いた経験を持つ高倉氏を指揮官に任命。高倉氏は元日本代表のMFで、2度のW杯出場を誇る。

 会見で高倉氏は、なでしこを再び栄光に導くと誓った。

「日本人にしかできないサッカーを追求していきたいと思っています。目指すのはどの大会でも優勝です」

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