【4月27日 AFP】ブラジルの保健当局は26日、今年1月からの3か月間に、同国で報告されたジカ熱の発症件数が9万1000件を超えたことを明らかにした。ジカ熱をめぐっては、小頭症との関連が指摘されている。

 発表によると、1月3日から4月2日までの期間に、9万1387件のジカ熱発症が報告されており、より貧しい北東部では同3万286件だった。これまでに3人が死亡しているという。

 ジカ熱をめぐっては、ウイルスの体内潜伏期間や性感染リスクのほか、関連する疾患および障害、ウイルスを伝播する蚊の種類の把握など、わかっていることは極めて少ない。

 最近では、新生児の小頭症や、まひや死亡の原因となるギラン・バレー症候群(Guillain-Barre Syndrome)などの成人の神経障害の原因と断定されている。(c)AFP