【4月26日 AFP】海上自衛隊のヘリコプター搭載の大型護衛艦「いせ」が26日、フィリピン北部ルソン(Luzon)島のスービック(Subic)港に入港した。航行訓練を含む4日間の親善訪問。

 南シナ海(South China Sea)のほぼ全域で領有権の主張を強める中国に対抗し、軍の装備が乏しいフィリピンは、同じ米国の同盟国である日本との連携強化を求めている。海自の艦船がスービック港を訪れたのは、この3週間あまりで2度目、この1年間では3度目となる。今月3日には、海自の護衛艦2隻と潜水艦1隻が寄港した。

 日本政府は今年2月、防衛装備品および技術の移転に関するフィリピン政府との協定に署名した。対象とされる中には、対潜哨戒機やレーダー技術が含まれる可能性があると高官らは述べている。(c)AFP