ウッズの大会復帰は間近か?代理人は否定的な見解
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【4月23日 AFP】男子ゴルフ、メジャー通算14勝を誇るタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が、ジュニア向けのゴルフ教室で久しぶりにドライバーを打つ姿を披露し、大会復帰への準備が整いつつあるという期待に拍車をかけた。元世界ランク1位で40歳のウッズは、昨年8月から大会に出場しておらず、腰の神経痛を和らげるための手術を受けて治療に励んでいた。
米サウスカロライナ(South Carolina)州のセージ・バレー・ゴルフクラブ(Sage Valley Golf Club)で開催されたジュニア・インビテーショナル(Junior Invitational)のイベントに出席したウッズは、ジョージア(Georgia)州にあるオーガスタ・ナショナルゴルフクラブ (Augusta National Golf Club)にも程近いこのコースで、久しぶりにボールを打つ姿を公開した。
これを受けて、ゴルフ専門局ゴルフ・チャンネル(The Golf Channel)の解説者は、ノースカロライナ(North Carolina)州シャーロット(Charlotte)のクウェイルホロー・クラブ(Quail Hollow Club)で来月開催されるウェルズ・ファーゴ選手権(Wells Fargo Championship 2016)でウッズが復帰するのではないかと推測し、それが「合理的な」選択だとする見解を示した。
ウッズとは長年の友人である元プロ選手で、現在はNBCテレビやゴルフ・チャンネルで解説者を務めているノタ・ビゲイ(Notah Begay)氏によれば、同選手は大会復帰に近づいており、プレーに必要な体調面も「整い始めている」としている。しかしながら、ウッズの代理人を務めるマーク・スタインバーグ(Mark Steinberg)氏は、ゴルフ・チャンネルに対して、復帰については「何も決まっていない」と否定した。
第80回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2016)の欠場を表明した際、ウッズは自身のウェブサイトに「医療チームと相談した結果、今季のメジャー第1戦を欠場するのが『賢明』であると判断した」と掲載していた。
マスターズ恒例のチャンピオンズディナーには出席したウッズについて、大会責任者のビリー・ペイン(Billy Payne)会長は、同選手の元気そうな姿をみて、自分のことのように「喜んだ」と語っていた。また、フィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)ら選手仲間も、ウッズが今年の大会に復帰する姿を期待しているとコメントしていた。(c)AFP