【4月20日 AFP】ザンビア当局は、首都ルサカ(Lusaka)で暴動を起こし、ルワンダ人が経営する店舗で略奪を行ったとして200人余りを逮捕した。デービス・ムウィラ(Davis Mwila)内相が19日、明らかにした。ルサカでは最近発生した「儀式殺人」の背後に外国人がいるとして、外国人の住居や店舗が襲撃されていた。

 ムウィラ内相はAFPの取材に、ルサカで18日に起きた暴動に加わった容疑で211人を逮捕したと説明した。このほか、儀式殺人に関与した容疑で11人を逮捕したという。

 暴動は、今年3月16日以降、耳や心臓、男性器を切除された状態で少なくとも7人の遺体が見つかったことが発端。暴力行為は今週18日にスラム街2か所で始まり、その後市内のほぼ全てのスラム街に広がっていった。

 AFP記者の目撃談によると、19日午前にも数百人規模の住人が外国人の住宅や店舗に石を投げつけていた。

 ザンビアにはルワンダからの難民が約6400人暮らす。コミュニティーの幹部によると、ルサカ在住のルワンダ人は自宅や店舗から逃げ出したという。

 外国人の中には警察署に保護を求めた人もいた。(c)AFP