【4月20日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のエース、レブロン・ジェームズ(LeBron James)は19日、デトロイト・ピストンズ(Detroit Pistons)のスタン・バンガンディ(Stan Van Gundy)ヘッドコーチ(HC)の挑発的な発言には耳を貸さないと話した。

 プレーオフの東カンファレンス1回戦で対戦中の両チームは、キャブスが106-101で初戦をものにし、2連勝をかけて20日の第2戦に臨む。

 バンガンディHCはその第1戦で、ジェームズが審判から優遇されているとまくしたて、「レブロンはレブロンだ。審判はあいつのオフェンシブファウルを取らない。だからやりたい放題だ」とコメント。その後、リーグから罰金2万5000ドル(約270万円)を科された。

 これに対してジェームズは、そうした発言には惑わされないと動じない姿勢を見せ、「俺ももう31歳だ。その手には乗らないよ」とコメントした。

 19日の練習後に取材に応じたジェームズは、「他の選手やコーチに何と言われようが、俺は自分のバスケットを変えない」と話し、バンガンディHCの言葉で自身のスタイルを変えることはないと言い切っている。

「俺にとって一番大事なのは、どんな形でもいいからチームに貢献することだ。どうやってコートへ出て、試合に影響を及ぼし、全力でプレーするかということだ。俺はそうしたことの結果で生きている」

 バンガンディHCは、オーランド・マジック(Orlando Magic)を率いていた2009年、レブロンとキャブスをプレーオフで破っている。

 しかしジェームズは、「スタンはオーランド時代、俺のチームに勝ったことがある。だけどこれは、俺vsスタンの勝負じゃない。チーム対チームの戦いだ。スタンとの1対1でもなければ、スタンリー(ジョンソン〈Stanley Johnson〉、ピストンズの選手)との勝負でも、向こうにいるどの『スタン』との勝負でもない」と話した。(c)AFP