【4月19日 AFP】南スーダンの武装集団が国境を越えてエチオピア西部ガンベラ(Gambella)付近を襲撃した事件で、殺害された人の数は200人を超え、さらに100人以上の子どもが拉致されている。エチオピアのハイレマリアム・デザレン(Hailemariam Desalegn)首相が17日夜、国営テレビで発表した。

 15日にガンベラの村を襲撃したのは、南スーダンのムルレ(Murle)民族の武装集団だと、エチオピア当局は述べている。

 これまで約140人と発表されていた死者数について、デザレン首相は「南スーダンのムルレ民族の武装集団が行った残虐行為による死者は208人に上っている」とし、死者には「子どもや母親たち」が含まれ、さらに「102人の子どもが拉致された」と述べた。エチオピア外務省によれば、家畜2000頭も盗まれたという。(c)AFP/Karim LEBHOUR