男女共にエチオピア勢が優勝、ボストン・マラソン
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【4月19日 AFP】第120回ボストン・マラソン(2016 Boston Marathon)が18日、米ボストン(Boston)で行われ、男子はレミ・ハイレ(Lemi Berhanu Hayle)、女子はアツェデ・バイッサ(Atsede Baysa)がレースを制し、エチオピア勢がアベック優勝を果たした。
ハイレが2時間12分45秒で制した男子の部は、エチオピア勢が表彰台を独占し、前回覇者のレリサ・デシサ(Lelisa Desisa)が2時間13分32秒で2位、イエマネ・ツェガエ(Yemane Adhane Tsegay)が、2時間14分2秒で3位に入った。
第15回世界陸上北京大会(15th IAAF World Championships in Athletics Beijing)のマラソン種目で、15位に入った21歳のハイレ。第41回ベルリン・マラソン(41st Berlin Marathon)で、ケニアのデニス・キメット(Dennis Kimetto)が樹立した世界記録の2時間2分57秒には遠く及ばないものの、ハイレにとってこのタイトルは、キャリア最大のものになった。
一方、手に汗握る展開となった女子のレースは、終盤に追い上げたバイッサが2時間29分19秒で制した。
29歳のハイッサは、35キロ地点では先頭から40秒近く遅れていたが、そこからギアを上げると40キロ地点でトップに立ち、同じエチオピア出身のティルフィ・ツェガエ(Tirfi Tsegaye)に5秒のリードを奪った。
2時間30分3秒でフィニッシュしたツェガエに続き、ケニアのジョイス・チェプクルイ(Joyce Chepkirui)が、2時間30分50秒で3位に入った。
女子の優勝タイムも、2003年のロンドン・マラソン(London Marathon)でポーラ・ラドクリフ(Paula Radcliffe)氏が樹立して以降、13年間破られていない2時間15分25秒の世界記録に、大きく遅れている。(c)AFP