【4月18日 AFP】男子テニス選手のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、娘の誕生が最近の不調につながっているという見方を否定したものの、良い父親になることは、時としてテニスよりも大切だと強調した。

 1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)で決勝に進出した直後、2月初めに、第1子となる女児の誕生を経験したマレー。復帰した後のATPツアー2大会で早期敗退に終わったこともあり、専門家の間では、ソフィア(Sophia)ちゃんの誕生がマレーに影響を与えているのではないかという意見も出ていた。

 マレーの妻キム(Kim)さんも、第1子の誕生がマレーの「不調を招いたような」書き方をした記事を見たと話しており、これを受けたマレーは、英大衆紙デーリー・メール(Daily Mail)に対し、自分の考えを説明した。

 モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2016)の準決勝で敗退したばかりのマレーは、自分のコンディションと娘の誕生を関連付けられたことに不快感を示し、「ひどいことを言う人がいるものだ。それはあり得ないし、もしそうだったとしても、何か問題があるのかな?」とコメントした。

「人の親になるのは、人生を変えるようなことだし、それがテニスの好調につながれば最高だけど、そうでなくても問題ない。今の自分にとって、それは何の問題でもないんだ。目下の目標は、良い父親になることだから」

「普通であれば、2大会で早期敗退が続いたら、かなり引きずって、落ち込むことになる。今の僕も、テニスについてはそれなりに落ち込んでいるけど、私生活では本当に幸せなんだ」

(c)AFP