【5月6日 AFP】ヨルダン南部には、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産(World Heritage)に登録されている「ワディ・ラム(Wadi Rum)」保護地域がある。

 別名「月の谷(Valley of the Moon)」とも呼ばれ、美しい景観に加え、古代の岩面彫刻や考古学的遺跡群で知られる景勝地だが、ガイドによると、中東の治安に対する不安から、過去数か月間にワディ・ラムを訪れた観光客らの数は昨年より減少しているという。しかしながら、近隣のイスラエルからは、標高1754メートルのジャベル・ラム(ラム山、Jabel Rum)の登山やトレッキングに参加するため、一部の観光客らがこの地を訪れ続けている。(c)AFP