【4月15日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2015-16)は14日、準々決勝第2戦が行われ、リバプール(Liverpool FC)が4-3でボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に勝利し、2戦合計スコア5-4で4強入りを決めた。

 先週7日に敵地で行われた初戦を1-1の引き分けで終え、この日は本拠地のアンフィールド(Anfield)での一戦に臨んだリバプールは、後半ロスタイムにデヤン・ロブレン(Dejan Lovren)が劇的な得点を決め、勝ち上がった。

 ドルトムントは前半9分までにヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)とピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が得点し、早々に主導権を握った。

 リバプールは後半開始直後、ディボック・オリジ(Divock Origi)が1点を返して点差を詰めたものの、ドルトムントのマルコ・ロイス(Marco Reus)にゴールを奪われ、再び点差が広がった。

 それでもリバプールは、フィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)とママドゥ・サコ(Mamadou Sakho)が得点して同点に追い付くと、後半ロスタイム1分のところでロブレンがヘディングシュートを決め、元ドルトムントの指揮官であるユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督の政権下で最大の勝利を飾った。

 クロップ監督は英BTスポーツ(BT Sport)に対して、「筆舌に尽くしがたい。アンフィールドの素晴らしい、素晴らしい夜だ。正直なところ奇妙な試合だった。これが欧州最高の試合だ。信じられない。みんなを祝福する。リバプールのファンでも、ドルトムントのファンでもないすべてのファンが、『サッカーは面白いゲームだ』と言えるような試合だ」とコメントした。

 一方、セビージャFC(Sevilla FC)はアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)とのPK戦にまでもつれ込む接戦を制し、大会3連覇に向けて前進した。

 セビージャはこの日、ホームながら1-2でビルバオに敗れて2戦合計スコアを3-3とされた。延長戦では得点が生まれず、そのまま迎えたPK戦でセビージャは、GKダビド・ソリア(David Soria)がベナト(Benat Etxebarria)のシュートをストップすると、ケヴィン・ガメイロ(Kevin Gameiro)が勝利を決するシュートを蹴り込んだ。

 ビジャレアル(Villarreal CF)は、第1戦で2得点を決めていたセドリック・バカンブ(Cedric Bakambu)が好調を維持してこの日も2得点の活躍を見せ、チームも4-2と敵地でスパルタ・プラハ(Sparta Prague)に快勝した。ビジャレアルは、2戦合計スコアを6-3として準決勝に駒を進めた。

 またシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)は、ホームで4-0とSCブラガ(SC Braga)に大勝し、2戦合計6-1として勝ち上がりを決めている。(c)AFP