【4月14日 AFP】15-16NBAは13日、各地で試合が行われ、引退を表明しているロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のコービー・ブライアント(Kobe Bryant)が今季最終戦で60得点を挙げるプレーを見せ、現役生活に別れを告げた。

 レイカーズのレジェンドは、ハリウッド(Hollywood)映画の夢のようなエンディングを見せ、NBAでの輝かしい20年のキャリアに幕を引いた。

 満員の観客の感情が渦巻く本拠地ステープルズ・センター(Staples Center)で、ユタ・ジャズ(Utah Jazz)と対戦したブライアントは、終盤に得点ラッシュを見せるなど、37歳にして1試合60得点を記録。チームを101-96の勝利へ導いた。

 俳優のジャック・ニコルソン(Jack Nicholson)や元サッカー選手のデビッド・ベッカム(David Beckham)氏ら、数々の一流セレブがコート脇から声援を送る中、ブライアントは完璧な筋書きのフィナーレを披露してみせた。

 試合後、ブライアントは観客に向かって、「みなさん、こんなにあっという間に20年が過ぎたなんて信じられません。わけがわかりません」と語りかけた。

「みなさんとともにこのコートに立てたこと、支えてくれたチームメート、みんなで歩んできた旅路のすべてに感謝します」

「僕は小さいころから熱狂的なレイカーズファンでした。熱狂的な、です。だからドラフトの後にトレードでここへやって来て、20年を過ごすことができて、これ以上の物語は、どんな作家にも書けはしないでしょう」

「みなさんへの気持ちは、どんな言葉でも表すことができません。ありがとう。心の底からありがとう。なんて言ったらいいかな?マンバ(ブライアントの愛称)アウト」