【4月13日 AFP】アントニー・ブリンケン(Antony Blinken)米国務副長官は12日、イラク・シリアにおける両政府軍や関係諸国の軍事作戦によって、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の構成員の数が、米政府が同組織に対する監視を始めた2014年以降で最少となったとの見解を示した。

 国務省の過激派対策予算を監督する上院委員会に対し用意した証言の中で明らかにした。ISの戦闘部隊の規模を示す新たな数字は示していないが、米情報当局者が2014年9月にAFPに対し明らかにした米中央情報局(CIA)の推計では、外国人や地元出身者を含むIS戦闘員の数は2万~3万1500人とされていた。

 ブリンケン氏はまた、現地の協力者らからの情報として、ISのイラク・シリアの支配地域はここ1年間でそれぞれ40%、10%縮小したと説明している。(c)AFP