【4月12日 AFP】オーストラリア紙幣で最少額の5豪ドル紙幣の新デザインが12日発表されたが、「ダサい」「吐いたものみたい」などと酷評されている。

 現在の5豪ドル紙幣は無難なデザインだが、今年9月1日に切り替えられる新たな紙幣は「プリックリーモーゼス」(アカシアプルケラ)と呼ばれるワトルの黄色い花と、オーストラリア原産の色鮮やかな鳥「キリハシミツスイ」があしらわれている。

 オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)のグレン・スティーヴンス(Glenn Stevens)総裁は声明で「新シリーズの各紙幣には、オーストラリアの(花)ワトルとオーストラリア原産の鳥が1種類ずつ描かれる」と述べている。

 しかし、ソーシャルメディアユーザーや愛鳥家の間では、新デザインの5豪ドルはさんざんの評判だ。「新しい5ドル紙幣はゲロみたいに見える」とあるツイッター(Twitter)ユーザーは投稿。別のユーザーは「猿にPhotoshop(画像処理・加工ソフト)を与えても今度の5ドル紙幣ほどダサいものは出来上がらない」とツイートしている。

 また、同国の国家元首エリザベス英女王(Queen Elizabeth II)の近影ではなく、RBAが1984年に採用した女王の同じ肖像画が引き続き使用されていることに疑問を投げ掛けている人々もいる。(c)AFP